獣医眼科クリニック名古屋への症例ご紹介と診察終了までの流れ
当院ではご紹介から診察終了まで、以下の流れを基本とさせて頂きます。
1.ご紹介を頂くかかりつけ動物病院さまからのご紹介 → 紹介方法は こちら
2.飼い主様から当院への予約希望日時の連絡・確認(電話)
3.ご来院頂いて診察(初診来院)
4.かかりつけ動物病院さまへ診察結果報告書の送付
5.必要に応じて当院で通院再診、入院、手術
当院では眼の症状・疾患に関する診断と治療を可能な限り対応いたしますが、眼の他の疾患(糖尿病や全身性高血圧、高脂血症など)が原因疾患や基礎疾患となっていることが少なくありません。これらの原因疾患や基礎疾患に対して当院では正確な診断や治療を行うことができませんので、かかりつけ動物病院さまでのご対応をお願い致します。また、手術や処置・検査において全身麻酔や鎮静が必要な場合はリスク評価のための全身検査についても、かかりつけ動物病院さまでのご対応をお願い致します。
ご紹介前に確認して頂きたい事項
眼痛症状がある場合 続きを読む
眼痛による眼瞼痙攣(
羞明は眼痛症状を指す用語ではありません)や掻痒が見られる場合は、エリザベスカラーの装着が必要です。カラーの先端から眼が出ない長さのプラスチック製カラーを選択してください。必要に応じてカラーの先端をカットしてください。犬ではSNタイプのカラーが適切です。カラーの先端から眼が出ており眼球の保護機能が果たせていない状態や、極端に大きすぎるカラー、柔らかい素材のカラーなど不適切なカラーが用いられていることが少なくありません。
血液検査が必要な場合 続きを読む
白内障、ぶどう膜炎、眼内出血を認める場合は当院の受診前に血液検査を実施して頂き、その情報を頂けると当院での検査において診断に有用となります。血液検査では総コレステロールや中性脂肪の評価もお願い致します。
血圧検査が必要な場合 続きを読む
犬・猫とも眼内出血や滲出性網膜剥離を認める場合、10歳以上の猫の視覚喪失では高血圧が原因となることが多いため、血圧の評価をお願い致します。高血圧を認める場合は、その原因の検査と治療が必要となります。
全身検査が必要な場合 続きを読む
全身麻酔による検査や治療が必要となりそうな場合、中年齢以降でぶどう膜炎がある場合、眼窩の膿瘍や腫瘍、眼内腫瘍が疑われる場合には、一般身体検査(体表リンパ節を含む)、血液検査、胸部X線検査に加えて、必要に応じて腹部のX線検査・超音波検査の実施をお願い致します。